鬱と回転数と怪奇現象
辺見庸が何かの本に人間はいっこいっこの怪奇現象って書いてたけど、そんな気がする。どうがんばってもバランスの取りようがなくて、次に向かうしかない。
そもそも安定なんてしない。鬱って、心の風邪とか、気分が落ち込むとかじゃなくて、もっと根源的。足もとになにもなくて、普段はあると思ってる人間的な感情もなくて、ひたすら異和感と、突き刺すような消えたい衝動しかない。これ、人間にはどうしようもないっすよ。抗うのは無理です。きっとこれは人間の問題なんだと思うから、本を読む。生きものの問題だと思うから、体を動かす。人と話すともっと鬱になるから、ひとりでいる。
多分、死にたいのも生きたいのも人間の本能にあるんじゃないかな。しょうがないですよね。そもそもバランスがおかしいんだと思う。一生気づかずいけるなら幸せですよね。
で、今すぐ死ぬ気がないならある程度で気分転換しないと再起不能になるので、手とか足を動かして、目に見えるなにかをするんだな。
で、ずっと放置していたフットネイルした!セルフネイルって、何がめんどくさいって、いわゆる甘皮処理ですよね。いつもネイルマシンで、先が細くなってるビットで回転数高めでなかなか苦労してやってたんですが、回転数最低にして、円柱型のビットでやったら、なんとすぐにきれいになった!!音も、「ういーーーん」じゃなくて「ごとごとごと」になった。なんかマシンが体に寄せてきたみたいで嬉しい。ちょっと革命。
あ、あと、ポッドキャストにいろいろあるんですよ。殺人鬼系のやつが。はまってしまった。鬱っぽいとき、人っていったいなんなんだろうって思うときに、やっぱり暴力と生死、性の問題に行きついてしまう。人の行動と心理って、わかるようでせつないしわからなくて怖いけどホッとする。人って謎だらけのせつない怪奇現象だって思うとなんとなくホッとするというこの回帰現象は何??(誤植ではない)
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