聖者の行進
堀田善衛の『聖者の行進』を読んでいる。宗教と人間について、人物を取り上げて章立てしてあって、日本の話もあるけどだいたいローマ帝国の話。ふだん、宗教や神について考えることはあまりないけど、いやー凄まじいですね。権力争いが…。宗教ってなんなんだろう、人間が必然的に欲するのはわかるけど、人間が欲する救いと、人間が欲する権力が結びつくのもまた必然ってこと?
ところで、私はしつこい鬱体質に悩まされているわけですが、10代で鬱って診断されたときはホッとしたものでした。病気なら、自分のせいじゃないし、治るかもしれないから。
でも、この年齢になって、周りの鬱っぽい人物と自分の特徴など鑑みた結果、やはり原因は性格にあるのではないかと思うのだ。(観察対象は自分を含め6人ぐらい。)煩悩がきつすぎるのだ。って、煩悩ってなんだろう?よく知らないのですが、ちょっと「地獄に落ちる六大煩悩」ってのを調べてみた。
• 貪(とん)・・・むさぼりの心
• 瞋(じん)・・・怒りの心
• 癡(ち)・・・・愚かさ
• 慢(まん)・・・うぬぼれる心
• 疑(ぎ)・・・疑いの心
• 悪見(あくけん)・・・間違った見解
ですって。これ見ただけで、もう、完全にいますぐ地獄に落ちそう。で、きつくて鬱になるんじゃないのかなー。でも性格って治らないから、うまくつきあうしかないんだけど、こんなのとうまくつきあえないし、結局すぐに行き詰まり脳内で地獄に直結して、現実から逃避するのが鬱なんじゃないのかなー。でも鬱がないとずっと現実なのでそれもちょっと耐えられない…自分のこの性格に。煩悩きついわーー。地獄かー。死んだら地獄も天国もなにもないけど。脳内が地獄だわー。
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