自分が液体だと感じている人たちへ~ダイブからの「あたま山」
私もそうなんです。液体なんです。
私ひどい人なんですよ。ここでの意味は、ひどい状態の人かな。生きものとして生きていくに適さない状態で存在してるんです。この地球上の、今いる環境下では、どうしても液体なんですよ私。地面にどこまでも広がっていって、輪郭がなく、形や安定がない存在、常に靴に踏まれ、どうかすると揮発もしてしまう無責任な状態。
これを、毎日いちおう人の形に整えて、縦にして生活しなくてはいけないのですが、それだけですごくエネルギーを使う。でも、整えずにずっと揮発性の液体のままでいると床が抜けて死んでしまうので、そして死ぬことも容易ではなかったので、縦にして生活しなくてはいけないのです。そのことに追われている。自分が縦になり続けるために全エネルギーを使ってしまっているのです。縦になってもひどい状態であることに変わりはなく、液体を無理やり縦に立ててるのはすごく不自然で、しばしば娑婆でも液体の姿をさらしてしまう。
よく、自己肯定感なんていいますが、低くてですね、ハードルが。常に消え去る側に吸引力が働いているので、自己肯定感などという言葉とはそもそも無縁なのですが、でも時間を過ごせただけで、頑張った!!ってなるので、自分にご褒美はしょっちゅうですね。笑。
こんな戯言も、明日また縦になるためなのです。
まあ、目覚めている時間のほとんどは、煩悩にまみれて「怯え!」「怒り!」「自己嫌悪!」で打ちひしがれているんですけども、意識を麻痺させていようとする方が地獄なのはさんざん経験したもので、どうしようもないんですよね。
こんなサンプルもいるってことで、こんな危うい視点から世界を眺めている液体も存在してるってことで。バグる脳をなんとかなだめて生きているのだから、感情とか、感覚とか、しょうがないです。そこにダイブし続けることにしましょうか。
あれっ。落語の『あたま山』みたいになっちゃった。さくらんぼを食べた男の頭から桜の木が生え、花見客が来るのでうるさくて木を引っこ抜くと、できた穴に水が溜まって池になり釣り客が押し寄せ、うるさいのでもう嫌になって自分の頭の上の池に身を投げるお話。笑。
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